家族にいびきを指摘されることありませんか?
睡眠時無呼吸症候群は文字通り、寝ている間にいびきに伴って無呼吸が生じる病気です。
呼吸がとまってもそのまま死んでしまうわけではありませんが、体の中の酸素が足りなくなるため様々な症状や合併症がおこります。
睡眠時無呼吸症候群の症状
症状はもちろん大きないびきですが、その他にも
★日中の眠気が強い
★夜間の頻尿
★起きた時に頭が重い
★高血圧の薬の効きが悪い、朝の血圧が高い
などがあります
睡眠時無呼吸症候群は何が悪いの?(合併症について)
睡眠時無呼吸があると
●高血圧に約2倍
●心臓病(心筋梗塞や心不全)に約3倍
●脳卒中に約4倍
●糖尿病に1.5倍
なりやすく、これらの合併症のため寿命が短くなると言わています
睡眠時無呼吸症候群の原因
寝ている間に空気の通り道である上気道(喉のあたり)が狭くなったり一時的にふさがったりすることでおこります。
肥満の方ほど首や喉のまわりの脂肪が多くなるため肥満が主な原因です。 その他に、生まれつき舌や扁桃腺が大きい、あごが小さいことで横になると舌根沈下(舌の根元が喉に垂れ下がって上気道を狭くする)することで無呼吸になる場合があります。
睡眠時無呼吸症候群の検査
◯簡易検査:指に酸素飽和度を測定する腕時計のようなモニターと鼻に呼吸を感知するチューブを装着し、一晩寝てきてもらい解析をします。
◯ポリソムノグラフィー:簡易検査に加え、脳波や筋電図、心電図などをとることでより正確な睡眠の評価とその際の無呼吸について調べることができます。通常簡易検査で診断や重症度の判定が困難な場合に行います。
当院ではどちらの検査も対応可能となっております。以前はポリソムノグラフィーは病院で一泊入院が必要でしたが、最近では外来でも可能になってきています。
睡眠時無呼吸症候群の治療
生活習慣を見直して、痩せたり、血圧の治療などを行うことが重要ですが、重症の患者さんにはCPAP(シーパップ)治療を行います。
CPAPは睡眠時に鼻マスクをつけて機械で空気を気道に送り込み睡眠中の無呼吸を防止する治療です。
その他、重症度に応じてマウスピースをつけて寝ていただくこともあります。
患者さんへ:
睡眠時無呼吸症候群は日中の眠気から重大な交通事故に至ることがあります。交通事故は自分だけの問題で済まない場合が多いのが現状だと思います。自分では気づかないことが多い病気なので大きないびきを言われる方で特に肥満体型の方やドライバーの方などは積極的に検査をしてみることが重要です。また、治療に反応の悪い高血圧患者さんの中に睡眠時無呼吸症候群が隠れていることがあり、3種類以上の薬でも十分に血圧が目標に達しない場合など検査が勧められます。
